三国志って何ですか?
ウィキペディアで三国志を調べると、中国の後漢末期から三国時代にかけて群雄割拠していた時代とありました。
でも、今の朝鮮「コグリョ・シンラ・ペクチェ」の時代も三国志・・。
二つあるのでしょうか?同じものなのでしょうか?
三国志について調べたいと思います。
最後には詳しく調べたいのですが、最初からは出てくる言葉が難しく・・。
子供でもわかるように説明した簡単なものは無いでしょうか?
ゲームから始められてはいかがでしょう。
光栄のPCのシリーズでⅡかⅢあたりがシステム的にラクだと思いますので、それで、一緒にガイドブックも買って見れば、大よその流れはわかります(三國志演義の方ですけど)
そこから、本格的に調べるとかでもいいと思います。
三國志自体は世界的に古代中国の歴史書、それを基に書かれた物語(三國志演義)を指します。
朝鮮とは無縁、別物です。
『中国の三国志』と、朝鮮・三国遺事の高句麗、百済、新羅とは別物です。
全く関係ありません。忘れてください。
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まず、三国志とは中国の後漢末期から三国時代(下記の②~⑤、220年-280年)の興亡史の通称です。
三国志には、
●『三国志(正史)』・・・正当な歴史書であり、信憑性が高い。
●『三国志演義』・・・正史『三国志(正史)』を元にして様々な逸話を挿入してより面白く描かれた小説。空想の話が多い。
の2つがあります。
超簡単に説明すると、
①黄巾の乱が起こって後漢(その時代の国名)は大きく乱れ、群雄割拠。
②様々な争いの結果後漢は滅亡。「曹操+曹丕親子の『魏』」、「劉備の『蜀(蜀漢)』」、「孫権の『呉』」が成立。
③蜀漢は魏に滅ぼされる
④魏は家臣に乗っ取られ、晋が成立。
⑤呉は、晋によって滅ぼされる。
①~⑤までが三国志の物語です。
ちなみに、②(後漢は滅亡)から⑤(晋が統一)を三国時代といいます。
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もう少し詳しく説明すると、
漢が滅びそうになった。諸侯が力を持ち、勢力争いをはじめる。
その筆頭に踊り出たのが『曹操』。皇帝をおさえて、皇帝の名のもとに次ぎから次へと近隣の諸侯を下していく。
(のちに彼はやがて魏地方の王を名乗るようになり、息子は献帝に強いて帝位を譲らせて、魏の皇帝となる)
それに対抗したのが、漢の皇帝の血統をひくと自称する『劉備』。
義兄弟の誓いをした『関羽(かんう)』・『張飛(ちょうひ)』らと共に、転戦するが敗北続き。
ついに呉を頼り、数では圧倒的に多い曹操軍を水戦で打ち破り、撃退する。
『劉備』は軍師『諸葛(亮)孔明』を得て、長期戦略を立て、蜀の地を手に入れる。
また、漢中という都市をとり、漢中王を称する。
のちに曹ひが皇帝をなったことを知り、対抗の意味で蜀漢の皇帝に即位する。
漢の再興をスローガンにしたのだった。しかし、呉に東方の国境を攻められ、『関羽』は殺される。
呉への復讐を誓った『劉備』は、さらに『張飛』も部下の裏切りで殺され、側近の制止もきかず、呉へ侵攻する。
はじめは勝利を重ねるが、不利な陣形をとったところに付け入られ、壊滅する。
この心痛がもとでか『劉備』は重篤になり、丞相(じょうしょう、皇帝の次に偉い。)の『諸葛孔明』に後事を託して亡くなる。
『諸葛孔明』は圧倒的に不利な状況にもかかわらず、亡き『劉備』の意志をついで、魏へ出兵する。長安に迫り、成功するかに見えたが、戦略上の要地、街亭(がいてい)で部下の『馬謖(ばしょく)』が命令違反をして、大敗、引き上げを余儀なくされた。
その後も何度か出兵したが、食糧の不足に絶えず悩まされ、また、主に讒言されるなど、苦難が続く。
さらに、『孔明』にとって不運だったのは敵の軍師『司馬懿(しばい)』と、部下の将軍『張郃(ちょうこう)』が非常に優れていたことだった。
一度の失敗が致命的だったのだ。過労がたたり、五丈原という場所で『孔明』は病死、蜀軍は撤退した。
『司馬懿』の軍は追撃するが、逆に猛攻を受けて、退却した。
呉の、『孫権』は魏に臣従しながら皇帝に即位している。
2国の間をうまく縫って自分の勢力を温存し伸ばそうとしたのだ。
しかし、すぐれた君主であった、『孫権』も晩年は讒言を信じ、有能な配下を失うなど失政が多くなる。
さらにあとをついだ皇帝たちも暗君で、国は乱れる。
蜀はその後しばらくは北伐をしなかったが、、『孔明』の直弟子だった、『姜維』は、大将軍になると、再び何度も北伐を試みた。
しかし、勝利できず、そのうちに、首都を攻められ、皇帝の、『劉禅(劉備の実の子)』はあっさりと降伏してしまう。
『孔明』の死から30年後だった。
それから魏の内部も腐敗し、曹操の孫の時代、皇帝の親戚、『曹爽(そうそう)』が実権を握って、私腹を肥やしていた。
、『司馬懿』はクーデターを起こして彼らを排除する。
彼の息子が実権を握り、孫の、『司馬炎』が、魏帝に帝位を禅譲させて晋の皇帝となる。
晋は呉を滅ぼし、中華を統一する。
しかし、この国も諸侯が乱を起こしたり、異民族が侵攻してくるなどして、すぐに崩壊するのだった…。
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○必須用語
・黄巾の乱・・・ここから三國志の歴史が始まる。張角を教祖とした黄巾党が盗賊行為を始めた。
・宦官・・・宮中仕えた去勢された男子。簡単に言えば皇帝の召使。
・外戚・・・皇帝、王の母親、又は妃の一族の事。
・漢(後漢)・・・25年 - 220年までの中国の王朝。
下記のサイトは初心者に理解しやすいと思います。
http://www.uraken.net/rekishi/reki-chu05.html
三国志は最初に書かれたとおり古代中国の「後漢末期から三国時代」のお話です。
後者はまた別のお話。
簡単なのは歴史漫画とか少年向けの三国志の小説です。
私も最初に読んだのは、300Pくらいで文字の大きい簡単な小説でした(確か小学館出版。図書館で借りました)。
お話自体が壮大で登場人物も多く、あいまいな挿話などもたくさんあるため、
初めから長編や原本などに手を付けて多くを知ろうとすることは難しいです。
まずは、漫画かゲーム。次に簡単な一冊くらいの小説。
興味をもたれたら、日本人作家の書いた長編に手を付け始めてください。
ハマルと抜けられませんよ(笑)
慣れてきた頃におすすめしたいのは、北方三国志です。
朝鮮のものは三国“史”記ではないでしょうか。
こちらは高麗17代仁宗の命により編纂された朝鮮の正史(王朝が認めら正式の歴史書)で
朝鮮の三国時代(新羅、高句麗、百済が鼎立し新羅が統一を果たすまで)を扱ったものです。
三国史は中国の三国時代を扱ったものでこの二つは別物です。
中国の漢王朝が衰退すると各地に群雄が割拠し、やがて中国のほぼ全土が魏呉蜀に分割されます。
この時代を三国時代と言います。
その後、魏に取って代わった晋によって再統一がなされます。
三国志はこの三国時代を扱ったもので魏の歴史を扱った魏志(魏書)、呉の呉志(呉書)、蜀の蜀志(蜀書)からなります。
最初は、蜀の遺臣で後に晋に使えた陳寿が私的にまとめたものでしたが後に正史となり、二十四史(中国の二十四の正史)のひとつに数えられます。
時間を追っていく形ではなく、紀伝体という極簡単にいえば各人物の伝記を国ごとにまとめた形で記されますが
地誌も収録されていて魏志の三十巻には烏丸(うがん)や鮮卑(せんぴ)ほか東北から東方の諸地域を扱った烏丸鮮卑東夷伝があり
その中の倭人条が卑弥呼が出てくるいわゆる魏志倭人伝のことです。
16世紀になると三国時代を題材にした民間伝承や演劇を取材してまとめた三国志演義が創作されます。
こちらは各話形式で時代を追って進められる通俗歴史小説です。
日本で漫画や小説として紹介されているもののほとんどはこちらの三国史演義を基礎としています。
歴史の大きな流れは正史と同じですが個々のエピソードには多々脚色がなされています。
その点注意が必要ではありますが入り口としては非常に入りやすいと思います。
横山光輝氏の漫画『三国史』は私もお勧めです。
長いですが読みやすかったですよ。
言葉などで分からないことがあったらネットで調べたりここで質問しながら読み勧めるのもまた楽しいのではないかと思います。
中国時代の漢と晋の間の時代に栄えた魏蜀呉の三国の攻防を描いた
スケールの大きい歴史書です。
蜀の劉備の家来である、関羽と張飛の活躍や、有名な諸葛孔明の話が出てきます。
吉川英治の本が一般的ですが、わかりやすいのは、横山光輝の漫画もなかなかいいですよ。
私は両方を読みましたが、読み応えはかなりのものです。
時間があったら、挑戦してみてください。
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