2012年3月11日日曜日

三国志の本を紹介してください(上級者向け)

三国志の本を紹介してください(上級者向け)

ぼくが紹介してもらいたい本は

①曹操について詳しく書かれているもの(魏ではなくあくまでも曹操です)

②演義とは関係ないもの

③結構上級者向けの物(曹操の行動を知らない初心者向けではなく、その行動の解説的な詳しく解説されているものがいいです。)



以上が条件(?)です。

例としては「歴史群像シリーズの三国志 上巻 ~曹操・劉備・孫権天下への大計~」なんかすごく好みです。

ですからこのような本があれば教えてください。

小説はちょっと嫌です。



歴史群像シリーズの三国志 上巻 ~曹操・劉備・孫権天下への大計~

http://tenant.depart.livedoor.com/t/gunjisenshodo/item3263003.html







歴史群像シリーズの上巻お知りなら、同じ下巻ありますし、その流れなら、

学研の歴史群像シリーズに

「三国志」上17(紹介されたムック)

下18巻

「群雄三国志」28

「演義三国志」83

新歴史群像シリーズ「三国志英雄録」7

歴史群像中国戦史シリーズ「真三国志」一.二

宝島社「僕たちの好きな三国志」1.2

「僕たちの英雄伝説」

などの所謂ムック本がビジュアルも載ってますし解りやすいかもしれません。



あくまで私の好みです。合う合わないはご勘弁を・・。



『正史三国志群雄銘銘伝』坂口和澄/著 (光人社)



700ページ越えで、読み応え十分、腹いっぱいになりますが、

正史に伝が載せられている人物と、

何故か「演義」が見逃した個性的な人物を、

厖大な注記の中から拾い出して、

その実像に迫る初めての正史人物列伝です。

全562人を収録。



『三国志:正史と小説の狭間』満田剛/著(白帝社)



正史三国志と三国志演義がいかにして生まれたかの概説から始まり、

後漢末~呉滅亡までの歴史の流れを細かく区切りながら、

その段ごとに主要な人物の、

小説に描かれているある意味虚像と史実とされる実像との違いを較べています。

読む価値十分です。



『三国志を読む』井波律子/著(岩波書店)



正史三国志と陳寿の伝記、魏書(武帝紀を中心に)、

蜀書(先主伝・諸葛亮伝を中心に)、呉書(呉主伝、周瑜・魯粛・呂蒙伝を中心に)

の全4回のセミナー本です。テンポがよくて読みやすいです。



『三国志きらめく群像』高島俊男/著(ちくま文庫)



この中国史カテでも評価の非常に高い名著です。

難しい内容も、サラリと読めて分り易い、必読かと思います。



『逸話で綴る三國志』坂口和澄/著(徳間文庫)



正史の作者陳寿があえて削除した出来事や、立場上書けなかった出来事を、

拾い出した逸聞集です。面白いです。



『三国志曼荼羅』井波律子/著(岩波書店)



正史にも精通し、演義の訳本でも有名な井波さんの書下ろしです。

魏の諸葛一族とか、諸葛亮が何故蜀を選んだか、曹操と清流派の関係など、

興味深い内容が並びます。



『三国志を陰で操った倭王卑弥呼』斉藤忠/著(学研)



三国時代と倭王卑弥呼の関係を、いろいろな観点から解き明かしています。

なるほどと思うところと、飛躍しすぎかろおもうところもありますが、

読んで損は無いかと思います。



『三国志の女性たち』渡邉義浩・仙石知子/(山川出版社)



『もう一つの三国志「演義」が語らない異民族との戦い』

坂口和澄/(本の泉社)



曹操がお好きなら、

『少年曹操』草森 紳一(文藝春秋)

曹操の少年時代に主題をおいた物語的な解説書です。

斬新ですね。

曹操の詩の解説や時代背景、赤壁で孫権に送ったといわれる手紙の解析など、

マニュアックな内容ですが、夢中になります。



『覇道三国志―曹操の壮心やまず―』雑喉潤(東京書籍)

荀彧の死の真相など、独特の切り口で面白いです。



『曹操―魏の武帝』石井 仁(新人物往来社)

学術的ではありますが、読み応え十分です。



《追記》

それは失礼しました。余分な部分を削除させてもらいました。

あと何冊かを・・。



『三国志曹操伝』別冊宝島編集部編(宝島社文庫)

曹操の実像に迫った解説書。絵や図表も豊富で見所ありますよ。

安い(581円)以上の充実度はあります。



『三国志の英傑曹操伝』守屋洋(学研M文庫)

伝記形式の読み物です。曹操語録や曹操の詩も登載でお徳感あります。



『曹操/三国志の奸雄』竹田晃(講談社学術文庫 )

辞書的にも使えますし、なかなかの出来です。



『正史三国志/英雄奇談』坂口和澄(角川学芸出版)



『曹操注解:孫子の兵法』中島悟史訳解釈(ビジネス社)



『三国志と乱世の詩人』林田慎之介(講談社)








■高島俊男『三国志 きらめく群像』(ちくま文庫)

■渡邉義浩『図解雑学 三国志』(ナツメ社)

■岩堀利樹『正史「三國志」完全版』(文芸社)



以上3冊は三国志で必ず抑えておくべき書物なので、

既に読まれていることを前提にします。



①石井仁『魏の武帝 曹操』(新人物往来社文庫)



②川合康三『曹操 矛を横たえて詩を賦す』(ちくま文庫)



③竹田晃『曹操 三国志の奸雄』(講談社学術文庫)



④堀敏一『曹操―三国志の真の主人公』(刀水書房)



⑤中村愿『三国志 曹操伝』(新人物往来社)



①から⑤の中で、

①は学術的ではありますが必読書、

読みやすいのは③になります。







frogman03544さんがめぼしい本を挙げてしまわれたのですが(笑)、まあ「上級者向けの三国志本」という事で2タイトル挙げさせて頂きますね。

といっても、どうやら曹操に関して詳述された本をお求めのようですし、私は個人的に特定の人物だけを取り上げる本をあまり好まないので、ご質問の趣旨とはズレてしまいますが…(^_^;



『三国志vs三国演義』

(光栄・光栄カルト倶楽部/三上修平・編著/税込定価1200円/1994年)



極めて早い段階で世に出た正史と演義の対比本です。主な群雄たちを軸に論述してあり、曹操は第六章で取り上げられています。

絶版であり名著の評価が高く、Amazonなどでも定価より高額で取引されますが、必ず買って読むべき一冊です。



『正史三国志英傑伝』

(徳間書店/『中国の思想』刊行委員会/全四冊&別巻一冊/各冊税込定価3500円/1994年)



正史『三國志』の抄訳本です。Ⅰ、Ⅱが魏書、Ⅲが蜀書、Ⅳが呉書で別巻は全人名事典になっています。抄訳とはいえ原文も豊富に掲載されており、正史から曹操の事跡を追うにはよい本です。漢文が読めるならば、ちくま学芸文庫の完訳本よりも重宝するでしょう。また別巻の全人名事典はその名の通り、正史に名前が当時するうちで過去の人物を除く約3500名もの人名と事跡を採録した唯一の事典です。

やはり絶版であり、Amazonなどでもバラ売りの形でしか売られていませんが、是非揃えられる事をお勧めします。







普通の上級者だったら一番いいのは陳寿の正史「三国志」がいいのですが・・・



結構簡単ですけど・・・面白いほど分かる三国志・・・正史と演義の違いは分かりやすいです



これも簡単ですけど・・・雑学図解三国志



小説が嫌ならダメなんですが・・・宮城谷昌光の三国志は最高です!



今出てる中で9か10巻ぐらいでてますが全部読むのはしんどいですねw



3~8ぐらいでいいかなとは思いますが・・・







なんだかんだ書いて、あなたにあってると思うのは石井仁の「曹操 魏の武帝」でしょうか

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